鉄筋コンクリート造のトイレリフォーム例。和便から洋便のビフォー、アフター!
- 2020.03.09
- リフォーム トイレ

今回のリフォーム工程
- 1日目 解体、配管移設、埋戻し
- 2日目 床土間打ち、壁面補修
- 3日目 コンクリート養生日
- 4日目 キッチンパネル施工
- 5日目 床クッションフロア、天井クロス張り
- 6日目 器具付け、美装
施工前のビフォー写真が↓

よく見るタイル張りの昔のトイレです。今回はこのトイレの床をフラットにして、スタンダードグレードのタンク式洋便器に変更していきます。
まず、着工初日は、ガッツリ搬出入経路を養生して、リフォーム箇所以外を傷や汚れホコリなどから守ります。それから、既存のトイレ、フラットな床にする為に、段差も壊して撤去していきます。
で撤去後の写真がこれです↓

こんな感じで無くなった部分の下地があらわになるのですが、この写真は実は解体後にもう2工程済ませた後の写真になります。それが何だかお気づきになりますか?
この日は午前中に解体を終わらせて、昼からは設備屋さんに、新しい便器を据える為に配管の位置を変更してもらいました。緑のテープで塞いでいる排水管を今回は200芯(背面の壁から200mm)の位置に移設してます。洋便器の基本はこの200芯固定タイプというのが主流です。
その後、配管廻りの土を埋め戻した後の状態が↑の写真になります。
大体ここまでが1日目の工事内容です。解体の状況と範囲次第ではここまでで2日かかることもあるかと思います。
次に床と壁の下地を作っていきます。
今回は鉄筋コンクリート造ということで、既存が床も壁も木下地ではないので、同じくコンクリートまたはモルタル下地で作っていきます。
施工後の写真が↓

写真で見ると前日と大きくは変わっていないように見えますが、ここまでが結構大変です。これで前工程は終了!次の日はコンクリートの養生日でいよいよ仕上げ工程に入っていきます。
次は壁にキッチンパネルを張ります。トイレなのにキッチンパネル?と思う人もいるかも知れませんが、リフォームではごくごく良くやる手法です。
これをするメリットとしては
- クロスより汚れに強い。汚れても拭き掃除できる。
- クロスより高級感がある。
- 水が掛っても大丈夫。
- タイルの上から張れる。
特に1番下のメリットが大きいです。既存の壁がタイルの場合、そのままではクロスは張れません。その理由は結露です。冬場のタイルを想像してみて下さい。タイルの表面って結露で濡れていませんか?タイルは結露し易いので、そのままクロスを張っても剥がれますし、カビの原因になる為、直接張ることができず、1度解体して下地からやり直す必要があるからです。
キッチンパネルにするデメリットとしては
- 価格が高い。
- 施工期間が長くなる。
- クロスほどは種類がない。
なのですが、今回のようにそもそも既存がタイルで、1度撤去して下地からやり直しとなると、デメリットの上2つは逆にクロス仕上げより有利になるということで壁面はキッチンパネルを採用しました。
ということで、4日目に壁面キッチンパネル施工。5日目、床クッションフロアと天井クロス張替え後の写真が↓

仕上げ材を張ると一気にキレイになりますよね!
後は最終日の6日目にトイレを据付て、初日の養生を剥がし、美装をして完工です。↓

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